欅坂46の『黒い羊』が、彼女達の最高傑作となる可能性について【歌詞、MV考察】
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欅坂46/『黒い羊』のMVを見ましたが、衝撃的すぎて号泣しすぎた。
アイドルのMVで、今までで一番号泣した。
今回は
・学生時代(小中高)で、イジメを受けていた
・父からDVを受けて、四六時中「自殺したい」と考えていた
自分に曲と歌詞を重ねすぎて泣きました。
黒い羊、とにかく大好きで、毎日聞いて、歌詞だけでも大好きだったんですよね。
欅坂46の黒い羊を聞いてるけど、黒い羊が、赤い魚のスイミーになることもあるよ。絶対ある。わたしは黒い羊でありたいし、わたしは、しげちゃんスイミーだねって言ってくれる人の隣にいたい。
— しげひで@鬱期ですリプ遅れますごめんなさい (@shigehidesan) February 27, 2019
ただもうその上でMV発表されてすぐ見たら、私の想像を遥かに超える素晴らしさ。
待ってどうしよう。頭痛治ったから欅坂46の黒い羊MV見たら、ちょっと自分を重ねすぎて号泣してる、、
— しげひで@鬱期ですリプ遅れますごめんなさい (@shigehidesan) March 2, 2019
今まではてちが主役のMVばっかりだったのに、今回は全員主役。
最高だった。黒い羊のMVは、てちの才能の含め、最高のMVだ。
何が最高だったかは、さっきもちょっと話したけど、以下の3つ。
①てちが最高にかっこいい
②今までの欅坂46の楽曲にリンクした歌詞、モチーフが散りばめられている
③全員が主役、全員が「黒い羊」である
この3つの最高ポイントを主軸に、今回のMVを考察します。
- てちが最高にかっこいい
- この曲の個人的考察
- 欅坂46のMVが全部『黒い羊』の序曲にしか見えなくなってきた
- 他にも思うところがある曲や歌詞
- MV中、確認しづらいメンバーがいる
- 結論
- てちは天才
- まあつまり、てちは天才。
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てちが最高にかっこいい
それはもう全員が知っているし、生きとし生けるもの人間すべてが知るべきことですね。
欅坂46の平手友梨奈が天才である理由を語り尽くす - さよならインナーチャイルド
今までの欅坂46の集大成の曲である
今までの欅坂46の曲のモチーフや歌詞のオマージュがたくさん出てくる。
ざっくり見ただけでも、まず3曲。
エキセントリック
『黒い羊』の冒頭に出てくる古びたピアノが、エキセントリックでてちが弾いていたピアノと同じ。
『黒い羊』の冒頭の踏切が、エキセントリックのMVで最後にてちが歩いていたところ。
志田がエキセントリックでイジメのヒエラルキーの一番上の机にいたような描写があるが、そのあと志田が一番下になっている描写があり、『黒い羊』でいじめられっ子である小林が一番上にいる。
『黒い羊』では、志田は脱退後のため不在。(偶然だとしてもそれをこんな形で昇華するのは神がかっている)
不協和音
『黒い羊』の屋上に行く前、口パクで「僕は嫌だ!」と言っている。
不協和音のMV冒頭、最初に拳を振り上げたのはてち。
それに追い付けというように全員が全力で走って、てちの周りで拳を突き出す。
『黒い羊』で、屋上にみんなが向かうシーンと演出が類似している。
ガラスを割れ!
ガラスを割れ!のてちと、今回のてちの衣装が似ている。
ガラスを割れ!の衣装が全員黒のライダース。
ガラスを割れ!は全員マイクを持って踊る、全員が『黒い(ライダースの)羊』。
赤いライダースは、てちの叛逆の色、生きることを目指す曲。
きっと他にもたくさんあると思う。
『黒い羊』のMV、何回見ても飽きない。最高。
全員が主役のMV
最後の屋上のダンスで、欅坂46のメンバー全員が、天才的な表現力を放つ。
ここが一番泣けるし、涙で溺れて死にそうになる。
今まで、てちが主役にしか見えない(特に『風に吹かれても』)MVばかりで、他のメンバーの顔が全然確認できないMVが多かったが、今回は逆にそれがいい。
みんなの目に見えない表情、黒い羊であると言うことへの葛藤、悲しみ、辛さ、苦しさが際立つ。
最高なんだ。全員がかっこいい。
この曲の個人的考察
①てちはエキセントリックの後に飛び降り自殺をした
それが『黒い羊』の冒頭のシーンだとという考察。
エキセントリックは曲のAメロで、机が積み上げられていてその上に志田が座っている描写がある。
志田がいじめっ子のヒエラルキーの一番上。その隣に土生。
その後、曲の2番では小林が一番上に変わり、石森がすぐ隣にいる。
ちょい下の方になーこちゃん。
そしてその下におだなな、尾関、少し下にねる。
この5人が、小林を中心としたいじめられっ子側ではないか?
曲の2番で一番下に陥落してしまった志田の周りにいるのは土生、米さん、小池。
土生だけ前をまっすぐ向いていて、他の子は下を見ている。
②ガラスを割れ!は、今までのてちの苦しさを叫んだ曲
この曲は、てちだけが真っ赤なライダース。それ以外のメンバーが全員黒いライダース。
叛旗を翻したてちは、過去の自分を後悔したくないから、過去の自分が写ったテレビを蹴ってぶち壊している。
ひらがなけやきちゃんは黒いキャップで目が見えず、紫と緑の旗を持っている。
黒でもなく白でもない、イジメ側にもイジメ側にも加担しない、モブを意識していると考えられる。
『黒い羊』では、ガラスを割れ!と同じ形の旗が黒と白の旗に変わって、モチーフとして登場する。
③不協和音は、誰もが皆『黒い羊』同士と知っている者達の曲
不協和音の印象的な冒頭、メンバー全員が走るシーンは、最初に拳を突き出したのがてちでる。
そのあとクラスの全員で戦う意志を持ち、イジメをなくそうと全員が努力したことを表現している。
サビ前の、腕を振って全員で踊り狂う振り付けが、エキセントリックの雨の中の描写と酷似している。
また、「僕は嫌だ」のセリフを最初にいうのがてち、2回目にいうのがねるだが、エキセントリックでねるが不登校であるような、制服も着ずに雨の中濡れる洗濯物を見て、自分も濡れても尚歌い続けるという描写がある。
イジメが起こることを一番最初に嫌だと言えたのがてち、次にそう言ったのがねるなのではないか?
(ひらがなけやきの「僕たちは付き合っている」でも描写があるが、ねるはひらがなの時は、イジメなんて気にしている暇がないような、勉強に力を入れる進学クラスの所属だったのでは?)
④てちは、『黒い羊』達を救いたかったけど、自分すら救えなかった
『黒い羊』の、子供の頃のてちが、彼岸花を渡すシーン。
その後、黒い羊たちや、家族、兄?、イジメられていた生徒に、「いかないで」と行っているような表情で、抱きしめ合う。
最後、てちは、「死にたくない」と思っている表情に見える。私にはです。個人的な意見です。
最後の「僕はいつまでもここで悪目立ちしてよう」と言う歌詞や、傷を負っても先生や警察に怒られて、母親に抱きしめられて、てちは生きているんだと思う。
(もしかしたら、植物状態になってしまって、家族や友達の声だけしか聞けないとか。
霊体だけ発現して関係の深い人間には死んだてちが見えるとか、そう言う設定もあるかもしれない。
いろんな解釈ができすぎる…)
⑤『黒い羊』で、てちが死んでいないと思う理由
・最後まで息を切らし、肩で息をしている
・みんなに突き飛ばされ、抱きしめられ、一瞬は戻って「白い羊側」を指差して怒る(お前たちのせいで飛び降りるしかなかった!と言っているように見える)
・だが、倒れそうになりながらも生きている人たちの方に転がって起き上がり、前に歩き、心臓を強く握りしめる
・子供の頃の自分からもらった彼岸花をずっと手に持っている
=彼岸への切符は持ったが、屋上で座り込んで、そのまま息をしている
欅坂46のMVが全部『黒い羊』の序曲にしか見えなくなってきた
『サイレントマジョリティー』は、いじめを見過ごせなかったてちが、誰よりも先にこぶしを突き上げた。
『世界には愛しかない』は、てちの愛情の深さと、クラスのみんなを救いたかったてちの青春。2番からは雨が降って、エキセントリックに繋がる。本当はみんなで降り注ぐ偏見やいじめの雨を防ぎたかったから、傘を持っている。
『二人セゾン』は、仲のよかったクラスのメンバーとの思い出。てちと小林の二人の季節。他のみんなとてちの思い出。
『語るなら未来を』。学生のクラスの狭い世界だけではなくて、世界を見て、過去のことを忘れ、全てを許したいてち。そしてクラスのみんなの気持ち。
『エキセントリック』は、イジメとそれを解決するてち、変わっていることや普通じゃないことの何が悪いのか、悪いことが悪いことを呼んで、ここでてちは自殺念慮を抱いたのではないか。
『風に吹かれても』は、スーツを着て理想の大人になった『黒い羊』のみんなではないだろうか。みんなでサビで、あんな風に踊りたい。
『もう森へ帰ろうか?』は、てちがイジメなんてない世界にいきたいという気持ちだと思う。
てちのソロ曲、『自分の棺』なんて、もう確信犯だよね。
『アンビバレント』は、みんなの本当の気持ちと、建前を明るくポップに歌った名曲。イジメはやめてほしいけど自分がターゲットになるのはいやだったり、そんなことでイジメないでほしいのに、何も言えない自分のことを蹴り上げる。
てちの気持ちが中心だけど、クラスのみんな、誰もが本当はこう思ってるんじゃないか?
「あっちを立てる気もないし、こっちを立てる気だってまるでない」人が、本当は大半なんじゃないか?
てちですら、そう思ってはいるけど、でも見過ごせないだけなんじゃないか?
他にも思うところがある曲や歌詞
・避雷針
→てちから小林への気持ちの曲。
→めんどくさいけど放っては置けない、てちの優しさ。
・二人セゾン
私が個人的に、小林がイジメられていた理由を「レズビアンでてちのことが好き」だったと仮定しているんですが、「What did you say now?」の時に、小林はてちに告白をしたのではないか。
そのあとちょっと付き合ったけど、学校のみんなやクラスメイトにバレてすぐに別れてしまったのではないか。
・手を繋いで帰ろうか
→小林がてちのことを好きだったから、いじめられていた?
→てちと小林が内緒で付き合っていた歌
→小林が拗ねてカフェを出て行くなら、てちは町中の人が見ている中でもキスできる
・バスルームトラベル
→出ていた3人(ねる、尾関、小池)は、小林側の友達だったのではないか。
(=小池が『黒い羊』で、浴槽で泣いている描写から)
(=ねるが『エキセントリック』で噂に耐えきれず不登校になったように見える)
・月曜日の朝、スカートを切られた
→電車でクラスメイト、欅メンバー以外の小林イジメが犯人?
→サイレントマジョリティーのラストに繋がる曲
→小林とりかが親友だった
→「二人セゾン」で告白をしたあと、クラスメイトにバレた小林がサイマジョで電車で走っている
→てちもまさかそんなことになると思わなくて、バスに乗って悩んでいる
MV中、確認しづらいメンバーがいる
ところで『黒い羊』のMVの中でで一瞬しか確認できず、誰なのか確信が持てないメンバーが多い。
・渡辺梨加
てちが階段を上るシーン、鳥を撫でているシーン以外にほぼ姿が見えない。
ここに、「べりか」と「べりさ」の二人が、姉妹設定なのでは?という考察を投げ込みます。
エキセントリックに、りかりさが踏切で向き合っているシーンがありますよね。
べりかはてちが死ぬ前に踏切に飛び込んだ可能性があるかも、と思ってる。
(または、踏切にはあの世とこの世の境目という表現があるので、べりかが何かしらの方法で自死を選んだ可能性は高そう)
その賠償金を払うために、『黒い羊』では、りさがクラブで働いていて、それをてちが止めている?
・齋藤冬優花
黒い羊、冒頭の方でバケツを投げつけてるのってふーちゃんですか?
・鈴本 美愉
え、栗太郎どこ?なーこちゃんの前に立ってた子?
・菅井友香
おじいちゃんを亡くした子?
皆様からの情報と意見を求む…
結論
欅坂46、音楽性が高すぎて怖い。
この曲をきっかけにアイドルロック、I-Lockと言うジャンルができていいんじゃないか?
本当に最高の楽曲をありがとう。
設定資料集ください、それだと解釈が一つにまとまりすぎるなら、メンバーの一人一人の衣装だけ教えてください。
てちは天才
鈴木亮平と同じタイプの、「見た目から演じる」天才である
上野樹里と同じタイプの、「憑依型で演じる」天才である
まあつまり、てちは天才。
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