私の「アダルトチルドレン」を、過去に帰す方法【AC/カウンセリング/心理療法など、まとめ】
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「アダルトチルドレン」という概念は、簡単にいうと毒親の元で育ち、心の悩みを抱えてしまった子供です。
何でこの言葉を知ったか覚えていませんが、適応障害と診断された日に色々と調べる中で出会ったものかと思います。
私は、機能不全家族、両親のアルコール依存症、それに付随するDVなど、今まで多数の問題に直面してきたにも関わらず、それをずっと放置し続けてきました。
結果として自分を否定する癖がついて、それが双極性障害や適応障害の原因に繋がっているようです。
アダルトチルドレンを解消する為の様々な心理療法を調べましたので、一つずつ試していき、解消に向かわせたいと思います。
目次
1.アダルトチルドレンについて
1-1.アダルトチルドレンの定義
アダルトチルドレン(AC)とは、
幼少期の養育環境が虐待や不適切な育児により、非常に過酷であり、そのことによって成人してからもそのトラウマによって否定的な自己像を持ってしまったり、極端な人間関係に陥ってしまったりしている人のことを指します。
親がアルコール依存症の家庭で育って成人した人。Adult Children of Alcoholics(ACOA、ACA)の略語で、こちらが元々の意味である。アメリカでアルコール依存症治療との関わりの中で生まれた言葉である。親による虐待や家族の不仲、感情抑圧などの見られる機能不全家族で育ち、生きづらさを抱えた人。Adult Children of Dysfunctional family(ACOD)。「機能不全家庭で育ったことにより、成人してもなおトラウマ(外傷体験)を持つ」という考え方、現象、または人のこと。
などの定義があります。
ざっくりと定義をまとめると、
・アルコール依存症の家庭で育った人
・親による虐待、家族の不仲など不適切な家庭環境で育った人
・上記により否定的な自己像やトラウマを持った人
のことを言います。
そのような特性、現象を指す言葉であり、病名や症状を指す言葉ではありません。
1-2.アダルトチルドレンの種類
アダルトチルドレンと言われる人にも、カテゴリーがあります。
ヒーロー(英雄)
親の期待に応えるために、勉強やスポーツを頑張るタイプ。
スケープゴート(生贄)
非行や家庭内暴力など、反社会的行動を取るタイプ。
ロスト・チャイルド(いない子)
存在感を消し、家庭の問題から身を守るタイプ。
ケアテイカー(世話役)弱い親を支え、弟や妹を守ってきたタイプ。
ピエロ(道化師)寂しいなどの感情を隠し、常に明るく振る舞うタイプ。
ロスト・チャイルドの考え方もめちゃくちゃ分かるなあと定義を読んで思っていたものの、存在感を消すのではなく、親戚の家や友人の家、公園、ゲームセンターなどに避難していたので、どちらかというとスケープゴートだったのかもしれないです。
1-3.アダルトチルドレンが陥る症状
アダルトチルドレンは、承認、愛情が不足しているため、家庭の外でも多くの場面で躓くと言われています。
親と子の関係の中で、安全基地(安全基地 - Wikipedia)という概念がありますが、それを親が満たせていないことが原因です。
例えば
・人間関係が上手くいかない
・相手と親密になると怖くなり、親密になると自ら関係を絶ってしまう
・言いたいことが言えず、「いい人」を演じてしまう
・いじめの標的になりやすい
・幸せな恋愛ができない
・ダメな人ばかりを好きになってしまう
・愛されている自信がない
・恋人に依存してしまう
・完璧主義の呪いに苦しむ
・食べ物、買い物、仕事などに依存する
などがあります。
うーーん、全てあてはまる。すごくいやだ。
2.克服方法とその実践
カウンセリングや、ノートに感情を吐露して解放する方法、自己肯定感をあげるための認知療法、感受性を高めるための認知療法、ぬいぐるみ療法など、様々な方法が本に書かれており、一つずつ試していく予定です。
具体的な方法と効果を下記に記載します。
2-1.カウンセリングを受ける
精神科、心療内科のカウンセリングを受けるのがやはり一番良い方法です。
アダルトチルドレンについての専門医もいるようですが、通っている精神科であれば基本的にその知識や対処法を教えてくださるようです。
2−2.感情を解放させる
思ったまま、感じたままの感情を、自分で認めてあげる作業をすることにより、自分の本来の感情を思い出させてあげる克服方法です。
要は認知療法の一種で、自分のトラウマを全部吐き出し、現在の自分から語りかけてあげる内容なのですが、絶対にしんどいのでまだ試していません・・・
きつくなったらやめてね!って本にも書かれているので、ちょっとカウンセリングとか薬物療法とかを先に進めていきたいと思います、、
多分、心理士さんにも話しきれていないことが多いし、現在進行形のAC以外の病気も含めて様子見していきます(2018年12月26日 現在)
2-3.自己肯定感をあげる
方法は簡単で、ノートにその日1日でできたこと、達成できたことを書き連ねて、それを褒めていく。
例えば、「弁当が上手にできた」→「私は料理のセンスがある」とか。
そして1日に起きたラッキーな出来事を書き連ねていく。
例えば、「行きの道の信号がすべて青だった」とか。
これを読んでそう言えばこんな記事を思い出しました、これ、やります。これ大事だよね。(瓶を使うかはともかくとして)
うつ病は心の病気ではなく、脳の病気です。
思考は悪魔のようで、鬱の状態だと起きること全てがネガティブに感じられてしまうため、ポジティブに考えることを行動として落とし込んでいく必要が絶対にあります。
ACの克服にも自己肯定感をあげる必要があるということなので、これ以外にもいろいろな方法を探します。
2-4.「今ここ」の感情を取り戻す
何かを我慢してしまうことが多いというのがアダルトチルドレンの特徴の一つ。
方法としてはまたノートで、その日印象的だったことをノートに書き、それに感じたことを書く。
再度、その場面を思い出して、「今、どう感じるか」を書く。
夜寝る前にその振り返りを行い、感受性を上げていく。
寝る前にしていたことを今度は帰宅後、習慣化してきたら昼休みに、もっと上手くいけばその場その場で感じるということを繰り返していく。
2-5.ぬいぐるみセラピー
ぬいぐるみを使ってACの解消や抗鬱の効果があるらしいです。
半信半疑だったのですが、鬱状態にはかなり効きます笑
しんどい時、ぬいぐるみ抱いてます!!!
また、参考書籍に「腹話術のように自分の気持ちを代弁させる」と記載があったのですが、欅坂46のボツ企画「ぬいぐるみ企画」を思い出しまして、「ああ、あの黒歴史と言われた企画も、彼女たちの健やかで美しい心身の成長のために、必要だったのか…」と思いました。
【欅坂46】欅坂46 ぬいぐるみ企画 絆がNO.1なのは誰だ選手権 - YouTube
テレビとしてはあまりにもキツイ企画ですけどね、ほんとやめてあげて。
2-6.両親からの手紙をもらう
無理です。って思ったけど、カウンセラーさんからもらってもいいらしい。検討しよう。
3.まとめ
アダルトチルドレンは両親からの愛情が不足していて、人間関係や依存症などで躓きやすい。
家庭環境のせいであったとしても、生まれてくる家庭や親を選ぶことができないため、子供としてはそれをなかったこととして発達し、成長してしまう。
私のせいだって思っていた家庭環境のことを、心理士さんとの出会いで「私のせいではなかった」と気づくことができて、ひとまずはそこから進んでいこうと思えるくらいには、心持ち回復しているな、と思います。
心療内科のカウンセリングは継続していますが、AC専門のカウンセリングもあるらしく、それも検討しているところ。
誰も頼れないと思って生きてきたけど、然るべき人を頼り、然るべき知識をつけ、絶対に戦って生きていきます。
参考書籍
生きづらさの正体はアダルトチルドレン。その根本原因を解消し、楽な生き方を手に入れる。30分で読めるシリーズ 梅岡幸子 https://www.amazon.co.jp/dp/B075CHFGJV